胎内川 楢ノ沢 鴨沢
毎年この時期にプランニングする北アルプスのとある沢 先日までの台風で水量は増え、行動日の天気予報も良くない 遡行するとしたら絶対平水と決めている そんなことだからいけないのだ でも、自分はずば抜けた突破力があるわけもなく、条件のいい時にしか行けないし行かないし。もしかしたらこの先もいけないかもしれない。思い続けるだけの存在となっているのかもしれないが、しばし思い続けさせてもらおうと思う
で、各地の降水量や天気予報を調べた結果 飯豊に行くことに 米沢に母が住んでいるので遡行後は立ち寄ることもできるし
奥胎内ヒュッテ手前に登山者用の駐車場がある(多分)そこに停めて車中泊 隣の車が準備を始めたらしくその音で目が覚めた よかった、今日は寝坊しなかった
その方たちも沢支度をしていて堂沢に入るという、すごいなぁ・・・自分は記録等に悪い高巻きと紹介されていたりすると選択肢からなくなるので ちょっとリスペクト
奥胎内ヒュッテは都会の人が好きそうなお洒落な建物だった
で、胎内川の徒渉 水圧はそれ程強くないけど深いところでは体が浮く 今日は泳ぎを予想して下半身は秀山荘のネオプレーンを着用 しかし徒渉はあっけなく終わる しかも水はぬるいし気温も高い 標高が低いからなのかな
アゲマイノカッチへの踏み跡は明瞭で取り付き口もあっけなく見つかる ブナがステキです。みおとして胎内川を遡行することになったら(ふふふ)と思っていたが、そうもいかなかった。ダム工事で通れない可能性もあるし
山越えをして楢ノ木沢入渓 下降はちょっと迷ったが沢型を行く 赤テープが数か所ぶら下がっていたが浮石だらけで神経を使いつかれる ダムが完成すると楢ノ木沢前半部もダムの下らしい
非常に暑い日だったので水線通しをいく 自分にとって困難な場所はなく快適に進めた 水は非常に綺麗だ 途中で岩に寝そべっていたら寝てしまった気持ちよくて癖になりそうだが、濡れた衣服なので通常は風邪をひきそうだが今日はとにかく暑く日陰でも全く寒くない太陽を浴びていると焦げそうな感じ
幕場は590m付近 明日のことを考えるともっと稼いぎたいところだがこの先は良いテン場はないみたいとの記録があったなぁ
そんなわけで朝一というのに積極的に水に浸かれる ゴルジュが点在する谷だが水が少ないので容易にいける 多かったら苦労するだろうな
グングン標高を上げていくと坊主みたいな滝が 東北の沢に行くと一番最後がこんなのっぺらぼうずが出てきて悩ませてくれることが多い 巻も悪いし灌木もまばらだったりして今回もちょっと戻ってみたりとしばし時間を使う ここまで来ると地図読みも見極めも難しく(自分には)ここをこえれば稜線なんだけどね・・。結局ちょっと戻って南西に向いた支沢に入る
ミニのっぺらぼうを強引にのっこしながらズンズンと進んでいくと突然ちいさな草原 ちょうど1300m付近で稜線
さて、ここからがね 密藪です 樹木が伸びきって生き生きしちゃってる時期に藪漕ぎする辛さ おまけに暑い arayanリーダーは暑いのが苦手なのでバテバテでした 笹を狙って踏み跡も意識しながら進むわけですがね体が大きいほど不利ですわ
自分はというとネオプレーンのスパッツが暑すぎる 早く脱ぎたいがここでぬぐわけにもいかず 後悔
ここは体が半分出ているのでラクチン ずっとこれくらいだったら楽勝なのに
やっとついた 時間かかったなぁ ここを1時間半ほどでこなしている過去の記録もあり凄いなぁとただただ感心 二王子岳山頂では昨日駐車場でお会いしたパーティもいて挨拶を交わす
降りはコースタイムより遅いうちら 登りも早くないけど 慢性的に膝を痛めてるのでゆっくりくだってます そんなわけで今回も残業 時間配分を工夫しなければという課題が残りました
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